神戸市の東の端、東灘区に
約90年前 1936年に建てられた旧乾邸があります。
海が見える山の手にあります。
旧乾邸近くの景色です。
乾汽船株式会社を設立した乾新治氏の自宅として、旧住吉村(現在の東灘区の一部)の山麓部に建築されました。 設計者は建築の名手として名を馳せた渡邊節氏。洋風を基調としながら巧みに和洋を折衷し、重厚さの中に繊細なデザインを取り込んでいる旧乾邸は、渡邊氏の代表作とも言われています。 阪神間モダニズムを象徴する大邸宅の風格がよく伝わる主屋や土蔵、さらに当時の姿を残す庭園などは非常に貴重なものであり、門や塀も含め建物全体が神戸市指定有形文化財に、また、庭園も一部を除いて神戸市指定名勝となっています。
(神戸市ホームページより)
阪神・淡路大震災で かなり揺れた地域ですが
幸い被害が少なかったようで
すぐに住めそうなくらい綺麗に残っています。
映画などのロケにも よく使われているそうです。
天井も美しい細工が施されてます。
個人宅とは思えない階段。
2階からの景色。
家具なども 当時のまま だそうです。
住み込みのお手伝いさんを呼ぶボタンが
家中あちらこちらにあり
これを見て お手伝いさんは
家主が どこで呼ばれたかを確認したそうです。
芝生のお庭です。
地元の方が お手入れされてるようです。
近所の川、ではなく
お庭に川が流れています。
短い時間でしたが 落ち着いた優雅な場所で過ごし
心が浄化された気分になりました。
一般向けには 年に2回(春、秋)、
抽選で当選した人のみ 中に入って見学することが出来ます。
私が見学した時(2023年 秋)の応募倍率は
直前にテレビ放送があったため
過去最高の6倍 だったそうです。
見学は決められた期間に往復ハガキで申し込みます。
神戸市広報誌やホームページで
募集期間や往復ハガキの送り先等が発表されます。
神戸市:ホーム https://www.city.kobe.lg.jp/
騒がしい日常に疲れたなら
チャンスは年2回ですが 是非とも。